こんにちは。猫好きWebエンジニアのきょんです。
今回は「沈黙のWebマーケティング」という本の内容から得た知識を一部抜粋して
自分なりにまとめていきたいと思います。
Webマーケティングの基礎の基礎を学びたいという方に役立つ内容になっています。
具体的には下記のような方が対象です。
自身のWebサイトやブログに関して
- どういうSEO対策をすれば検索上位にいくのか知りたい
- どういう文章を書くと読者を惹きつけられるのか知りたい
- どういうSNS運用をすれば流入を増やせるのか知りたい
ブログを始めてはみたものの、どう書くのが正解なのかわからない、
Twitterを運用してブログの読者を増やしたい、
私はそんな思いでこの本を手に取りました。
Webサイトやブログを立ち上げたばかりの方で
私と同じような思いを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方にこそ当記事を読んでいただきたいです。
読んでいただければ、
- どういう書き方をすれば読者を惹きつけられるのか
- どういうSNS運用をすれば自サイトに流入を増やせるか
がなんとなくわかってくるかと思います。
私もまだまだ未熟者ではありますが、
この記事が同じような境遇の方の役に立つととても嬉しいです。
SEOについて知ろう
SEOとは?
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化という意味です。
簡単にいうと、みなさんがよく使用しているGoogleでどうやったら検索上位を取ることができるかを考えることになります。
検索上位を取るためには?
検索上位を取るためのステップは下記。
- Googleにインデックスしてもらう
- Googleのガイドラインを守ったサイトを作る
- リンクを貼りたくなるようなコンテンツを作る
それでは順番に説明していきましょう!
Googleにインデックスしてもらう
みなさんがWebサイトやブログを作成したとしてもすぐにGoogleで検索できるようになるわけではありません。
クローラーと呼ばれるGoogleが開発しているプログラムにWebサイトやブログを読み取ってもらってそのURL情報をデータベースに格納してもらう(インデックスされる)ことで初めてGoogleの検索結果に出るようになるのです。
簡単に言うと、Googleのプログラムに自身のブログを認識してもらわないと
検索結果にあなたのブログの情報は出しませんよという話です。
基本的には自動で巡回しに来てくれますが、手動で巡回しに来てくれ!と要求することもできます。例えば、
Googleが提供しているサーチコンソールにsitemap.xmlを登録する
詳しくは調べてみて欲しいですが、sitemap.xmlと呼ばれるブログ内部の階層を
記載したファイルをサーチコンソール上で登録してあげるとクローラーがあなたのブログを見に来てくれるようになります。
他にも方法はありますが、WordPressを使っている方はプラグインを使用すればすぐsitemap.xmlを作成できるのでこの方法がおすすめです。登録方法等はヒトデさんの下記記事がわかりやすいです!
Googleのガイドラインを守ったサイトを作る
特に難しい話ではなく、Googleが出しているガイドラインを遵守してサイトを作りましょうということです。
このガイドラインの記載の一つに下記のようなものがあります。
検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。
例えば、そのブログが人気かどうかを測る指標として外部サイトからの被リンクの多さというものがあります。他のブログからたくさんリンクを貼ってもらえているサイトは人気であると判断されてSEO的には強くなるわけです。
しかし、これを悪用して大量に自身で無価値なWebサイトを作ってリンクを貼りまくるという輩が出てくるわけです笑 また、ペイドリンクと呼ばれる金銭と引き換えに設置された人工リンクなんていうのもあります。
こういう不正行為をさせないため、またユーザーフレンドリーなサイトを作るための基本的なガイドラインというのをGoogleが提供しているわけです。
リンクを貼りたくなるようなコンテンツを作る
人工リンクに頼ってしまうとGoogleのガイドラインに違反してしまうと述べましたが、
SEOの観点から見ると自サイトへのリンクを貼ってもらうことはとても重要になります。
外部から貼られるリンクというのはいわば人気票ということになるわけです。
それでは、どうすれば自然なリンクを獲得できるでしょうか。
読者にシェアしたいと思ってもらえる記事を書く
なーんだそんなことかと思いましたか?
でもこれがSEO、特に外的SEO1においては一番重要な要素になります。
ではどんな記事を書くと読者がシェアしたいと思うでしょうか。
そこにはマズローの5大欲求というのが大きく関わってきます。
人の欲求は大きく分けて5つの欲求から構成されるという理論です。
全部は説明しませんが、ここで重要になってくるのが「承認欲求」と「所属と愛の欲求」になります。
所属と愛の欲求
「社会や特定のコミュニティの一員である」と感じたいという欲求
承認欲求
「自分の存在を知ってもらいたい」、「コミュニティの中で価値ある存在として認められたい」という欲求
要は誰かとコミュニケーションを取りたいという根源的な欲求が人間にはあるということになります。この欲求を刺激するコンテンツを作ることが大事になってきます。
具体的には「社会的関心度の高い」ジャンルを扱ったり、「社会的認知度の高い」キーワードを取り入れたコンテンツになります。詳細なジャンルに関しては本を参照してもらえればいいですが、ざっくり記載すると下記の通りです。
社会的関心度
多くの人がどれだけそのジャンルに関心を寄せているか
⇨社会的関心度が高いコンテンツ・・・「食欲・性欲・睡眠欲」「衣食住」
社会的認知度
その言葉やブランドがどれだけ多くの人に知られているか
⇨社会的認知度が高いキーワード・・・漫画・アニメ・映画のタイトル等
こういったジャンルやキーワードを利用して、コミュニケーションを取りたいという人間の根源的な欲求を刺激するコンテンツを作成することが大事になるわけです。
セールスレターについて知ろう
さて、前のセクションではSEO対策に関して色々説明してきました。
しかし、それだけでは不十分なんです。
いくら良いジャンルやキーワードを選択できたとしても、
記事内の文章が相手に理解・納得してもらえる表現になっていなければ最後まで読んでもらえません。(この記事もここまで読まれずに離脱されてしまっている可能性があるなとドキドキしながら書いています笑)
そこで重要になってくる技術がセールスレター(コピーライティング)です。
セールスレターとは?
セールスレターとは直訳で「商品を売るための手紙」という意味です。
一人のお客さんに向かって手紙を書くイメージでメッセージを送る手法のことです。
「不特定多数」に向けてではなく「誰か」一人に向けてのメッセージでなので、
「皆さん」という表現ではなく「あなた」という表現を使うことになります。
この他にも「誰か」に向けて、わかりやすく情報を伝達する方法はたくさんあります。
それをこれから説明していきましょう。
セールスレターの構成
セールスレターを書く際の構成は基本的には3パートに分かれています。
ヘッドコピー
本文を読んでもらうための掴みとなる情報。
重要なのは、本文を続けて読みたくなるようなキャッチコピーや画像。
ボディコピー
本文にあたる部分。
クロージング(商品の購入や申し込み)へ向けて、お客様のワクワク感を高めて、不安を取り除く役割を持つ。
商品情報だけでなく、ストーリーやお客様の声などの情報を用意する。
クロージングコピー
商品の購入や申し込みを促す部分。
ボディコピーで感じたワクワク感を後押ししてあげることが重要。
価格、保証やサポート、特典、購入方法などを記載。
わかりやすく相手に伝えるには?
ここではわかりやすく相手に伝える方法を4つ紹介します。
- 文章にストーリーを加える
- お客さんの声を追加する
- 写真や動画をうまく利用する
- 強調にルールを決める
文章にストーリーを加える
人は論理で納得し、感情で動く生き物と言われていきます。
セールスレターを書くときはこれを前提に考えると相手の心を響くようになります。
相手の心を響かせるための最たる手段がストーリーです。
ストーリーを使うと、読者が熱中して読めることに加えてセールス要素を薄めることもできます。
弱みや失敗談などの「ネガティブな情報」をあえて入れることでリアル感を増すこともできます。
お客さんの声を追加する
文章を書くときにストーリーは大事とはいえ、ストーリーは主観的な情報が多くなりがち….主観的な情報に対して読者は本当なの?信用できないなー…と感じるものです。
そんな時に「客観的な情報=お客さんの声」を入れてあげることで信頼性をあげることができます。
具体的には下記のような見せ方をすると効果的です。
- お客さんの声をたくさん掲載する
- 手紙など顔などの「写真」を掲載して、リアル感をプラスする
- できるだけ具体的な感想を書いてもらう
写真や動画をうまく利用する
文章は情報を論理的に理解してもらいやすい反面、直感的に理解してもらうことには向きません。そんな時にうまく利用したいのが、写真や動画です。
商品の様子や現場の風景といったリアル感が必要な場合には写真や動画をうまく使うのが良いです。
強調にルールを決める
文章の読みやすさは「言葉の選び方」、「強調」、「行間」の3要素で決まります。
その中で一番重要なのは「強調」です。
「強調」のルールは下記のようにすると効果的です。
- 色分けのルールを決める
- 強調箇所だけで、全体の内容が把握できるようにする
- 強調箇所を増やしすぎない
SNS運用について知ろう
当記事最後のセクションです!
まずはここまで読んでくれた方、ありがとうございます!
最後は、SNSの運用(Twitter)に関して書いていきたいと思います。
どんなにいい記事を書いても誰にも見てもらえないと意味がないわけです。
そこでTwitterですよ!自サイトへの流入を増やすためにはフォロワーの獲得が重要になってきます。
そこでフォロワーを増やすために重要なポイントを記載していきます。
Twitterアカウントの運用成功モデル
フォロワーを増やすためには、Twitterを使うユーザーの心理を掴む必要があります。
Twitterのユーザーは「自分のコンテンツが多くの人の目に触れてほしい(自己顕示欲)」、「役立つ情報を効率的に収集をしたい」という2つの行動原理でTwitterを使用しています。
なので、成功モデルとしては下記2つが考えられます。
- 他のユーザーのコンテンツの露出・拡散を手伝う
- 他のユーザーが役に立つ情報を発信する
他のユーザーが役に立つ情報を発信してたくさんの人に見てもらうためにはフォロワーがたくさんいる必要があります。しかし、当たり前ですが運用初期にそんなたくさんのフォロワーを獲得している人はそうそういません。そこで他のユーザーのコンテンツの露出・拡散を手伝うことで運用初期は過ごすのが良いです。要は聞き役に徹するのです。
聞き役に徹することで返報性の原理2が働き、フォローしてもらえたり自分のコンテンツをシェアしてもらえる可能性が増えるという仕組みです笑
フォローする相手の選定基準
フォローする相手は下記基準で決めると良いです。
ざっくりいうと返報性の原理が働きやすいコミュニケーションをとってて楽しいユーザーをフォローするのがいいです。嫌な人を無理にフォローする必要はありません。
- 最近呟いているユーザー
- 他者のコンテンツもシェアしているユーザー
- 誰かにメンションしたりとコミュニケーションを積極的にとっているユーザー
- 比較的よく呟いているユーザー
- ポジティブな発言が多いユーザー
まとめ【マインドマップあり】
ここまで「沈黙のWebマーケティング」に関して内容を説明してきました。
この本は主人公たちが一つのストーリーに沿って、Webマーケティングの基礎知識について学んでいくという形式になっています。ストーリーの臨場感も相まってとても面白いおすすめの一冊です。
ちなみに当記事では一部しか説明していませんが、他にも下記事項について説明されています。興味のある方は是非!
- 読者を惹きつけるためのWebデザイン
- 自分のサイトの強み・弱みをマーケティングに生かす方法
- バズるコンテンツの作り方
- サーバーの種類や選び方
当記事でまとめたものはこの本から一部抜粋して自分なりに解釈を加えたものになっていますのでご了承を。
沈黙のWebマーケティング Webマーケッター ボーンの逆襲 [ 松尾茂起 ] 価格:2,420円 |
最後に内容をマインドマップでまとめてみたので、思考の整理に使ってやってください笑
自身のWebサイトやブログをパワーアップする際の一助になればなと思っています。
- SEOには内的SEOと外的SEOがある。内的SEOは内部リンクを貼ったりなど、サイト内部の構造を調整する施策。それに対して外的SEOは外部から自然にリンクを貼られるためにどうすればいいかを考えること。
- 何らかの施しを受けた場合にお返しをしないといけないと思ってしまう心理